Unity公式番組が、あのLEGOと手を組んだ回
今回ご紹介するのは、Unity公式のライブ配信番組「Unityステーション」の一回、『UnityでLEGO®の世界に入り込もう!』です。2020年9月23日に公開されたこの回では、Unity が LEGO Games と提携して制作した「LEGO® Microgame」という初心者向けのチュートリアルが紹介されています。Unity は Unity Technologies が開発する世界的に普及したゲームエンジンで、プログラミング言語に C# を採用しています。その公式番組が、あの老舗ブロックブランドである LEGO と組んでいる――この組み合わせの意外さだけで、まず手が止まりました。
無邪気にはしゃげない、でも素直に感心してしまう
正直に申し上げると、私はもう大人ですので、子供のように「うわLEGOだ!」と無邪気にワクワクするわけではありません。それでも観ていて思うのです。LEGO ほどの歴史と格を持つブランドが、ゲームエンジンという比較的新しい領域にまで手を広げ、これだけ多方面の試みを行っているのだなぁ、と。LEGO® Microgame は Unity の Hub から起動できる学習用テンプレートで、約45分から1時間ほどで初めての3Dゲームを作って共有できる無料の入り口として、同年10月に正式リリースされました。さらに両者のコラボは学習教材にとどまらず、独立スタジオ Light Brick Studio による商用作『LEGO® Builder’s Journey』へも広がっています。こちらは Unity の HDRP を用い、ハードウェアによるリアルタイムレイトレーシングを採用した一作。バーチャルなブロックで遊ぶ入り口から、本格的な商用作品まで。落ち着いた目線で眺めても、その手の広げ方には素直に感心させられます。
志望者・ファン・教育者、それぞれに刺さるところがある
この回は、観る人によって刺さりどころが変わるのも面白いところです。これからゲーム開発を始めたい方には、難しいコードを書く前に「とにかく一本作って動かす」体験ができる Microgame の存在そのものが励みになるはずです。LEGO ファンにとっては、あの慣れ親しんだブロックがデジタル空間で組み上がっていく光景が新鮮でしょう。そして教育に携わる方には、短時間で完成して共有まで届く設計は、創作の喜びを伝える教材として十分に検討に値すると思います。間口の広さこそ、このコラボの肝です。
締めに
派手な驚きを誘う回ではないかもしれません。けれど、長く愛されたブランドが新しい技術と真面目に向き合う姿には、大人だからこそ落ち着いて頷ける味わいがあります。ゲームエンジンというものに少しでも興味が湧いたなら、まずはこの一本を入り口にしてみてください。
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